世界遺産シンポジウム

「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」が、
世界遺産の暫定リストに登録されていることを、皆さんご存じでしょうか・・・

昨夜、本登録に向け、長崎市民の意識を高めようと、
大浦天主堂で「世界遺産シンポジウム」が行われました。

シンポジウムには、政界・財界・宗教界の垣根を越えた約300名のお客様が参加。
関心の高さを窺うことができました。

県知事・長崎市長・ローマ法王庁日本国大使からご挨拶をいただいた後、
大浦天主堂内の「祭壇」という神聖な場所で行われたパネルディスカッション。

この企画が実現したのは、
この場に同席なさったカトリック長崎大司教区の高見大司教のご理解と、
コーディネーターの長崎総合科学大学の林学長をはじめとする、
「地域の宝を世界の宝に!」と願う方々のご尽力によるもの・・・

元NHKキャスターの磯村尚徳さんと
女優の星野知子さんにもパネリストとしてご参加いただきましたが、
世界を舞台に活躍していらっしゃる方にも、
この試みの重さは驚きと感動をもって伝わったようです。

昨夜は花冷えでとても寒い夜でしたが、
数々の歴史がある建物内は、柔らかい灯りに包まれて、ゆったりした空気が流れていました。

長崎にとって新しい「視点」を感じた夜でした。

追記:「世界遺産シンポジウム」に参加してくださったお客様が、
後日、私の写真を弊社まで郵送してくださいました。
心からお礼申し上げます。