今日、昭和57年7月23日に発生した長崎大水害から、30年が経ちました。
報道を通じて、既にご存知の方も多いと思いますが、
先日、長崎市の長崎ブリックホールで、
「長崎大水害30年シンポジウム」が行われました。
今年は、梅雨末期の豪雨により、各地で大きな被害が続いていますが、
この長崎大水害では、死者・行方不明者が299名を数え、
長崎市中心部等に、壊滅的な被害をもたらしました。
この災害時に観測された1時間雨量187ミリは、今も最高記録です。
このシンポジウムでは、将来の大災害に備え、
今、私達はどのような取り組みを行うべきかを考える
パネルディスカッションが行われました。
当時の被災状況を、放送局の記録映像で振り返った時間、
観客席は、水を打ったような静けさに包まれました。
衝撃的な映像に、胸に込み上げるものを感じながら、
これまでの復興の歩みを振り返り、多くを考えさせられました。
今日、九州北部地方は、長い梅雨が明けました。
青空のもと、長崎市内各地で、追悼の祈りが捧げられています。
この日を忘れず、今後も、「備え」について、大切に考えていこうと思います。