「天国へのお手紙」代読

昨夜は、大介さんと知佳さんの結婚式&披露宴を担当しました。

特別な1日の中で、お二人が最も大切にお考えになっていたのは、
「他界なさった大介さんのお父様へ、感謝の気持ちを届ける時間」でした。

披露宴の終盤、まず、知佳さんから、お手紙の朗読が行われました。
感動的なお手紙の内容に、ご列席の皆さんが目を潤ませている中、
サプライズ演出として、『お父様の思い出を紡いだVTR』が上映されました・・・
予想もしていなかった展開に、ご家族やご親戚の皆さんは号泣なさっています。

さらに、ここで、私から大介さんのお手紙を、『代読』させていただきました。

「年齢を重ねると涙脆くなる」という説がありますが、最近の私はまさにその通り・・・
前述の感動的なシーンの流れで、既に化粧がすっかり流れたタイミングでの『大役』です。
『想い』をお父様に届ける為、大介さんの声を意識して、声のトーンを下げて読み始めたのですが、
必死の覚悟も空回りで、ものの数秒でジワッと涙が込み上げてしまったのです・・・

その後は、私にとって、今まで経験した事がないレベルの「涙と鼻水の大洪水」で、
とにかく気持ちが揺さぶられて仕方がなかった素晴らしいお手紙でした。

大切な人に気持ちを伝える事って本当に難しいですよね・・・
でも、特別な日なら、勇気を出して素直に伝えられる・・・
「セレモニーって大事だな、素晴らしいな」とあらためて感じました。

おひらき後、大介さんと知佳さんから、「気持ちが伝わりました」と言っていただき、感激・・・
とってもステキなお二人との出会いから、多くの事を学んだ1日でした。
ご家族のさらなるお幸せをお祈りしています。